症状
生理不順が心配(月経不順・無月経・過多月経)
卵巣機能が十分に成熟していないと排卵がおきにくいため月経不順になります。
精神的なストレスや極端な体重の増減などが原因になることもあります。
放置するとますます治りにくく、不妊症の原因にもなりますので、早めの対処が必要です。
超音波検査で卵巣の状態を調べたり、ホルモン検査を行ないながら治療を進めていきます。
ホルモン検査は血液で検査をします。月経不順、無月経、過多月経、不正性器出血などがある場合、
卵巣から周期的に分泌される女性ホルモン、卵巣の働きをコントロールする脳下垂体ホルモン、
その他の内分泌器官から分泌されるホルモンなどを調べることによって、病気の原因が明らかになります。
基礎体温は、婦人体温計を用いてご自分で測っていただくものですが、卵巣の働きを、時間を追ってみていくことが可能で有効な方法です。
月経の量が多い場合は子宮筋腫、子宮腺筋症などの可能性もあります。超音波検査で調べ、必要があれば手術などの方法をご説明します。
費用は超音波検査、ホルモン検査それぞれ2,000~3,000円程度です。
生理痛(月経痛)が強い
月経痛のある方は、まず筋腫や子宮内膜症がないか調べる必要があります。
診察で異常が認められなくても、月経痛により日常生活に何らかの支障がある場合は月経困難症と診断できます。
月経困難症に対しては鎮痛剤、保険適用のホルモン剤や漢方薬を処方できます。
費用は診察と薬の処方合わせて2,000~3,000円程度です。
生理前に体調が悪くなる(月経前症候群PMS)
生理前に頭痛、いらいら、めまいなど不調を訴える方は少なくありません。根本的に治す方法はありませんが、対症療法のほか、
ピルを服用することで症状が軽減する場合も多く、試してみる価値はあるでしょう。
低用量ピルは1周期分3,300円です。